2006-01-01から1年間の記事一覧

バングラデシュのすすめ

ちょうど一年前の今頃、バングラデシュを旅行していた。 とりたてて特筆すべき観光名所も無く、まさに雑然とした都市と交通の要衝となっている船着き場、そしてお節介な人々が魅力の国であった。世界最貧国のひとつであるバングラデシュに住む人々は、格差と…

人生の整合性

山手線のつり革にぶら下がっていたら、となりに韓国人の男女が立った。 僕は、なにか必死に議論している彼等の会話の盗み聞きをしていた。 韓国語のリズムに僕が慣れてきたタイミングで、いきなり「でも、そういうのはダメじゃん」という日本語が聞こえてき…

僕たちのジーコ監督

W杯に触れるのは止めようと思っていたんだけど、やっぱり書きたくなってくる。こういう「一言、もの申したい!」と思って、衝動のまま口走って口角泡を飛ばすってのもスポーツ観戦の醍醐味だ。そう考えれば、クロアチア戦以降の柳沢およびジーコ叩きってのも…

シナリオ創作の基本

数学者が神の存在を信じるというのは、何となく分かる気がする。全方位的に混沌、何の規則性も無いものに、一本の公式が明確な秩序を与える。そこに神の仕業を見ても不思議ではあるまい。 僕は全くの文系人間で、因数分解が登場以降の数学のテストで40点以上…

ロマンチック・ジーコ号

なんだかんだで、日本代表が負けた。 各メディアでは押さえきれぬジーコ批判が漏れはじめ、クロアチアに負けた瞬間に大噴火して列島を覆うことであろう。 オーストラリアは、けして勝てない相手ではなかった。むしろ勝って当然の試合展開だったとも言える。…

正しき道は暗い道

基本的に僕は「過剰」が嫌いな人間だ。といいつつ、ホームページなどという過剰な自分語りをしながら言うのもなんだが、そこは大目に見て頂きたい。 まあ過剰という言葉自体がいい意味ではないし、世間一般的にも好かれている言葉では無い。だから、そんなに…

チョコに視線が集まる日

誰だって経験があるだろう。ボケーッと他愛のない考え事をしながら歩き、けつまずいたり自転車にチリチリ鳴らされたり。我に返って「ああ」と思う。「いかんいかん」とも思う。が同時に「他愛もない考え事をしている時の集中力は侮りがたい」とも思う。なに…