2004-01-01から1年間の記事一覧

 永遠も半ばを過ぎて

本棚を見ればその人となりが分かると言うが、納得すると共にイヤらしい話だなと思う。 本棚を見られるということは少なからず自分の「好き」を見られる事であり、これは僕にとってはかなり恥ずかしい。 「好きな作家は?」とか聞かれると非常に困ってしまう…

グーにもチョキにもパーにも勝てない

朝、オフィスに来てPCを立ち上げていると、横の方から女の子の怒鳴り声が聞こえてきた。 ちょっと中腰になって覗いてみると、派遣の大谷さんに浦沢さん(前回日記参照)が「いい加減にして下さい!」とか言われている。 一昨日くらいから浦沢さんはちょく…

 ワインは不思議な飲み物です

やられたっ! せっかく新しいイスを買ったのに、ちっとも腰に優しくない。 座って15分くらいでズキズキピリピリと痛み始め、立ち上がるとへっぴり腰になってしまう。 失われたイスを求めて、そんな旅が人生のテーマになりそうだ。で、じゃあ、会社ではどうし…

 生物としての心と体

長らく更新をさぼってしまったのは、ひとえにギックリ腰のせい。 大江戸線の地中深くから地上へと続く階段を駆け上がっていたら、「うにゅ?」という、半疑問系の音が腰から聞こえて、そのまま動けなくなってしまった。 つまるところ、軽度の椎間板ヘルニア…

 ネパールの帯に短したすきに長し

結局、今回も旅日記をつけなかった。 それでも現地で日記を更新したので、多少の記録にはなっているか。 という事で、ネパールから帰ってきました。振り返ってみるに、なぜネパールに行ったのかって、その理由が無いのである。 この辺に「ネパールは何も無か…

 ネパールの治安

最後に、ネパールの治安について一言。 現状、外務省のホームページでは「渡航の是非を検討して下さい」という、結構ハイレベルは勧告が出ていますが、当たり前ですが、かなり平和です。 少なくとも、ツーリストが行くような所で危険は感じません。トレッキ…

 ネパール四日目

ポカラから、カトマンズに戻ってきました。 実際には、カトマンドゥと発音しています。 今日はバクタプルという古い町に行き、その後カトマンズを散策、ダルバール広場でゆっくりしたり、クマリの館でクマリを探したりして過ごしました。 ちなみにクマリとは…

 ネパール三日目

ポカラにおります。 午前中から、そのへんで自転車を借りて、ちょっと遠い田舎の方までいってきました。 観光地のポカラですが、やはりすこし離れると一気にのどかな風景が広がり、田畑でクソ牛が草をはみ、親子3世代で糸を紡いでいる様子などを見ることがで…

 ネパール二日目

とくに何の推敲もなく、だらだらと現地で書いているだけなので、内容はご容赦下さい。 えー、飛行機でポカラに来ました。 ポカラは、ネパールではカトマンズと並ぶ観光スポットで、だいたいのツーリストはここにくるみたいです。 売りとしては、ヒマラヤが見…

 ネパール初日

バンコクで12時間ほどのトランジットをこなし、カトマンズに到着です。 まず何を思ったって、空気の汚さが尋常ではありません。ドラゴン花火が終わった後に煙がブスブスでますが、始終それを鼻先にぶら下げられてる感じです。 そんな排気ガスから逃げて田舎…

 デブは千里を走れるか

前にもちょっと触れましたが、17日(金)から26日(日)まで、ネパールに行ってきます。 反政府勢力の首都封鎖、イラクでのネパール人殺害に端を発した暴動、さらには外出禁止令と、このところ立て続けに治安への不安を露呈していたネパールです。 どう…

 どこかに行ってしまいます

今月末の連休を利用して、ネパールに行ってこようと思っています。 航空券も取って準備万端、あとは旅立つだけなのですが、今月1日に首都カトマンズで大暴動が起き、現在に至るまで”外出禁止令”が発令されているのです。こいつは大問題。旅先で外出が出来な…

 半分くらい、ベッカムのせい

今日はなんか不意を突かれて暑かったんで、久々にエアコンをつけたんですけど、出てくる風が柔道着の匂い。 カビだな、こりゃ。 という事で、道場っぽい部屋で雑記を書いております。先週末にサッカーのスペインリーグが開幕した。 このサイトでも何回か言っ…

 矛盾がぶつかる

(7月24日「世界最大のミミズ」からの続き)「オレが一番怖いのは、女」と、ハードボイルドな会話への割り込み方をした山本さん。 頭に絆創膏を貼り付けて出勤してからというもの(7月17日「山本さんの頭に穴が」参照)、どういう訳か異常にテンションが高い…

 着地が大きくズレた例

前回の日記で「続く」と書いたのはいいんだけど、一回流れを断ち切ってしまうと、また再始動するのにすごくエネルギーを必要とする。 こんなのをよく「車は動きだしが一番大変」とか、ちょっとした比喩を用いて語られたりする。 この、ちょっとした比喩って…

 世界最大のミミズ

稲村さんと苦手な生き物について話していて、僕は「クモ」と主張した。 トラグモだかオニグモだか分からないのだが、大きさは15センチくらいで、黄色と黒の縞模様になっている阪神ファンのようなクモがいる。 僕は子供の頃に山道を歩いていて、トラグモの巣…

 山本さんの頭に穴が

山本さん(43歳独身)がバカでかい絆創膏を、後頭部に貼り付けて出勤してきた。 500万ほど貸している韓国クラブのママとケンカして、カラオケのリモコンで殴られたのだそうだ。 そのまま血をダラダラ流して繁華街をふらつき、救急車で運ばれたそうである。 …

 新潟県三条市「洪水の現場から」

僕の実家がある新潟県の三条市が大変な事になっている。 大雨とは聞いていたが、さっき報道ステーションを見たら大洪水ではないか。 地元の人がインタビューに答えていて、「こんつぁんの、初めてなんだこって。どんが事らてばね、おめさん」などと言ってい…

 未来は握りこぶしの中に

僕は東京都の台東区に住んでいるのだが、さっきまで「朝顔市」という夏祭りをやっていた。 ちょっと歩くと合羽橋でも七夕祭りをやっていて、こないだは有名な三社祭でうちの目の前を御神輿が通り過ぎたりしている。 とにかく、夏祭りが多い地域なのである。 …

 エジソンは生まれたときからエジソン

それにつけても、日曜の夜は陰鬱だ。 寝て起きれば、また会社に行かねばならないわけなんだけど、げに鬱々とした気分になる原因を考えてみれば、やはり今の仕事が僕には合っていないのでは無かろうか。 というか、僕に合った仕事がこの世に存在するかどうか…

 あの子を捜して

2週間ほど前、西山さんが会社を早退した事があった。 かなり慌てた様子だったので聞いてみると、家で飼っていたフェレットのジュリアンが逃げてしまったらしい。 一両日ほど近所を探し回ったらしいのだが、どうしても見つける事が出来ない。 西山さんはそこ…

 やる気と乗り気と周りの空気

浅草のグリルでオムライスを食ってきた。 実にうまかった。 そこはなにやらオムライスで評判の店らしく、ネットで調べたら軒並み高評価だった。 ネットを見ていて驚いたのだが、予想以上に”オムライス専門ページ”が多い。 その食べ歩き記などを読んでいると…

 心のファイアウォール

物事を手短にまとめるのが苦手だ。 にもかかわらず、まかり間違ってプレゼンをすることとなってしまい、最近ちょっと忙しかった。 その席で説明をしながら、僕自身に「端的に言うと」という口癖があることを発見。まとめるのが苦手なくせに。 提案資料を説明…

 バベットの晩餐会

バベットの晩餐会(1987年デンマーク)を観た。 ちなみに、僕の中の2004年上半期暫定ベスト1はこの映画である。 19世紀の後半、デンマークの鄙びた漁村に牧師が開いた小さな教会があった。 牧師には美しい娘が二人いて、彼らを中心に、村人達は非常に敬虔で…

 スプーンで天使が何人踊れるか?

前回の日記も歌の話題だったんだけど、再び。 というのも、この間カラオケに行きました。もう、4年ぶりくらいに。 そしたらですね、予想以上に歌えてないんですよ、自分が。 まあ前から音痴の遺伝子を継承している事は承知していたんですが、やや、目をそら…

 口笛を吹いて

GW初日に風邪を引いてしまい、あんまり出歩いたり出来ませんでした。 といってヒマな訳でもないんですが、「アバウト・ア・ボーイ」をもう一回観たりして、さほど意義の無い連休を過ごしております。 あ、「ブリジット・ジョーンズの日記」も観ました。似て…

 アバウト・ア・ボーイ

アバウト・ア・ボーイ(02米)を観た。 これもBadlyDrawnBoyのサントラを先に買っていて、いつか観ようと思っていた作品だ。 主人公は38歳の独身男ウィル(ヒュー・グラント)。かっこいい。 親の遺産で暮らし、仕事も持たず、妻もいない。ロンドンのおしゃ…

 ハゲに至る病

月会費1万円も払ってスポーツジムに通ってるんだけど、ここ10日間ほど行っていない。 面倒くさいのである。 帰宅しスーツを脱いでくつろいだ僕には、スポーツジムがガンダーラより遠い。 そもそも何で行ってるかって、齢27歳にして腹が出てきたとかではなく…

 頭の中を見てみたい

山本さんが倒れた。 山本さんは、オフィスで僕の隣に座っているおじさんである。 声がでかくて、クラブのママに400万貸していて、最近電柱と激闘して小指を骨折した。 そんな山本さんが、倒れた。 といっても、僕の目の前でバタリとなったのではなく、通勤中…

 ストーリーテリング

ストーリーテリング(01米)を観た。 belle&sebastianのサントラは持っていたんだけど、映画を観るのは今回が初めてである。 監督・脚本のトッド・ソロンズというと、ブラックユーモアと共に語られる事が多い人物だ。日本語でいえば、毒(説)ってところか。 …