大きな親切小さなお世話

今日は銀座なんぞに繰り出してきたんですが、当たり前のようにクリスマスですね。

そんな街を見ながら思い出したんですが、僕は親からまともなクリスマスプレゼントをらったことが無いです。
幼稚園から小学生初期にかけては、枕元に紙で自作した靴下などを掛けて寝たりしてました。
期待あふれる僕は、夢の中でPCエンジンをもらったりするんですが、起きてみると容赦なく靴下はカラでした。
そいうや、一回だけ「森永ハイレモン(ラムネ)」「チョコボール」が入っていた事がありましたが、「アダチヤ」っていうウチの母親(敏子)がやってるスーパーの値札が付いていた記憶があります。
これは、見るに見かねた敏子が入れたんでしょう。

で、この原因は、どう考えても父親の良一にあるわけでして、この男に少しでも親心があったら、敏子もハイレモンを自分の店から持ってくることもなかったわけです。

小学校中学年にもなると、サンタなんてロマンなものへの期待は無くなって、即物的に親(つまりは良一)におねだりするわけですが、そのたびに良一は、

「クリスマスだけど、仏滅だ」
ラマダーンだから、ケーキはない」
安息日だから、店が閉まってる」

などと、毎年のように宗旨変えを繰り返していたんですが、僕が小学校高学年になると、いい加減手持ちの宗教が無くなったのか、

「プレゼント?サンタから貰え。俺に言うな」

に統一されました。

これはちょっと使えるので、今後の世代に伝えていこうと思います。