37回目の決意

「日々是決戦」だっけか、代ゼミに書いてあった目標。
今頃は、まさに「是決戦」とばかりに受験生はがんばってるんだろうけど、「決戦」ってちょっとオーバーランしてるよな、目標として。

ということで、受験なんて何年前の事やらだが、僕としても今年は目標を立ててがんばりたいなどと思い、セールで買ってきたジャケットを羽織ったりして気を紛らわしつつ考えたのだが、どうにも思いつかないのである。

だいたい、目標なんてものは、過去の振り返りを常々行っている人が立てるものであり、日々のんべんだらりと時間を塗りつぶしている僕みたいなもんにはどだい考えつくわけもない。

と、ここまで書いてみて、待て待てと膝を打ったのだが、「時間を塗り潰す」ここに着目したい。
つまりは「時間を塗り潰さない」のは良いのでは無かろうか。

しかし、「時間を塗り潰さない」ってちょっと座りが悪いよな。
「日々是決戦」と比べて。別に対抗しなくて良いのだが。
なんか、もっと標語っぽいのがいい気がする。

で考えついたのが、「間髪入れず」

もう、今までの人生を新品のジャケットを羽織りつつ振り返ってみるに、僕は間髪入れまくりである。
「今日は帰ったら、ジムに行こう」などと決心していても、いざ家に着くなりエアコンのスイッチをいれ、床に寝ころび、好きな音楽を聴きながら全身をくまなく伸ばすという、間髪何本入れば気が済むのだという弛緩ぷりである。
そのくせ、心では「ジムでの運動に向けての柔軟体操」とか自分に言い訳をする始末である。寝返りをうってるだけなのに。行けよ、ジムに。

「間髪入れず」

実にいい目標ができたので、今年はいい感じのスタートである。
でも、心の奥からは「(あわよくば)間髪入れず」と聞こえてくるが。